事故情報詳細

  • 概要

    概要の一覧表
    事故概要・災害発生時の状況 事故発生日6日前15:10  午睡後、腹痛を訴える。顔色も悪かった。トイレに座ってみるが、便は出ず、熱もなかった。 15:30  午後のおやつも食べられず、泣き方が異常で腹痛を訴え、様子がいつもと違うため、保護者に連絡する。布団を敷き横になるが、もだえて泣きながら痛みを訴える。痛む場所を聞くと、へその辺りを指差す。上着を着せ、背中や腹をさするがあまり緩和しない。痛みに波があり、痛みが治まったり泣いて腹痛を訴えたりすることを繰り返す。 15:40  家族が迎えにくる。歩けず抱っこで引き渡す。 担任保育士が保護者に「便秘ではないか」と尋ねると、保護者より「毎日排便ある」 とのこと。 夕方、病院へ行き浣腸し便の検査をしたが、特に異常はなく 様子見となる。家でも顔面蒼白でご飯は食べられなかったようである。 (※給食後、自由遊び時間にはマグフォーマーで本児遊んでいた。) 事故発生5日前 保育所を休み、自宅で様子を見る。 事故発生2日前 登所し、保護者より、「土日は家庭で元気に過ごし、ご飯も食べたという。以前と変わらない様子で一日を過ごした。」とのこと。         (※この日も、給食後自由遊び時間にはマグフォーマーで本児遊んでいた。) 事故発生日  10:15     もちつきがあり、500円玉サイズのもちを7、8個食べる。 11:15     戸外で、友達と三輪車で遊ぶ。 11:40     給食を食べる(もちを食べていたため通常より小盛り)。通常と変わらない様子。20分程で完食できた。 (※給食後の自由遊び時間には、本児が磁石の玩具を選び遊ぶ。本児は、この玩具を好みよく遊んでいた。) 12:40     排泄の後、午睡をする。 14:05     突然泣いて起きる。声をかけると腹をおさえ、「痛い」と言う。顔色は良く、担任保育士と一緒に歩いてトイレに行き座るが、排泄しなかった。落ち着きを見せ、スキップして布団に戻る。布団をかぶり横になるが、5分後に再び腹痛を訴える。そばへ行き腹と背中をさすり様子を見る。 14:15      本児より「げーがでる。」と言い、透明の胃液のようなものが口から少量出る。3回程出ると少し落ち着く。 14:20  保護者の職場に連絡する。保育所での様子を伝えると保護者が「昨晩お寿司とかーキを食べたため、食べ過ぎたのではないか。」と話す。 14:30  保育室に戻り、上着を着せ布団の上に寝かせるが、 吐き気がある様で、横になれず起き上がり座ったので背中を布団で包み、いつ吐いても大丈夫なように嘔吐用の袋を近くに用意する。痛みに波があり、泣いて痛みを訴えたり少し落ち着いたりを繰り返した(事故発生日6日前と似ていた)。 14:40  保護者が迎えに来る。歩けず抱っこで引き渡す。直後突然嘔吐する。量も多く、食べたものがほとんど出たような感じであった。 保護者がかかりつけの病院へ連れて行き検査をするが異常はなく、様子見となり一度帰宅する。 17:30   様子が変わらず痛みを訴えるので再診。紹介状を持ってA病院夜間救急を受診。 21:00頃  エコーとMRI検査では、腸に金属のような物が3つ写り腸を挟み込みくっついていたため、急遽手術をすることになる。保育所にある磁石の玩具が該当した。 22:00頃  A病院夜間救急では手術ができないため、B病院小児外科に転院する。 23:00頃  麻酔・手術のためオペ室へ移動。 事故発生日1日後 3:30 無事手術が終わる。 手術後、主治医から保護者に「(腸の)磁石の位置から事故発生日7日前、6日前に1つずつ、事故発生日に1つ磁石を口に入れていたのではないか    と推測される」との話しがあった。 その話しを職員(所長、担任保育士2名)が、保護者から聞く。 事故発生日1日後  面会に行き様態を保護者に聞くと、「痛み止めの点滴を三回し、手術 後はほとんど眠っている」と聞く。 事故発生日2日後 面会に行き様態を保護者に聞くと「鼻から酸素吸入・尿管に管を通し ているので嫌がることはあるが、痛みも取れ少しずつ元気になってきている。初めて 口から水分を摂取する。様態はTVを見たり、ベッドで保護者と話をしたりしている」とのこと。 事故発生日3日後 面会に行き様態を保護者に聞くと「酸素吸入と尿の管が外れ、点滴を 押してもらいながら、本児はプレイルームまで歩くことができた」と聞く。 事故発生日4日後 面会に行き様態を保護者に聞くと「七分粥と八宝菜を口から摂取し食 べることができた」と聞く。職員が面会に行くと、本児はプレイルームで絵本を読んでもらっていたようで、姿を見ることができた。 事故発生日5日後  面会に行くと保護者に点滴の機会を押してもらい、プレイル ームまで来ている姿が見られた。保護者より「夜から普通食になるが、便がずっと出ておらず浣腸をする」と聞く。 事故発生日6日後  面会に行くと保護者から「排便がなく朝、腹が張ってガスが溜 まっているため、食事を半量に制限される。」と聞く。本児は、保護者と小児科の入り口に出てきて元気な姿を見ることができた。 事故発生7日後、 保護者が本児に聞き取ると、磁石の内1つは「絵本棚の隙間に落ちて いたのを拾い、口に入れた」と言ったとのこと。 「夕方抜糸し点滴も外れる。明日、レントゲンを撮り異常なけれ   ば退院の予定」との連絡をもらう。 事故発生日8日後 退院 レントゲンを撮り、異常がなかったため夕方退院する。 自力で排便ありとのこと。食事量の制限をしており「おなかすいた。」とよく言っているとのこと。 事故発生日10日後 本児の様子を伺いに自宅を訪問する。ニコニコと職員のそばに来て、元気な姿を見せていた。 事故発生11日後 職員が自宅に訪問すると、自宅では良く体を動かしながら遊ぶ姿が見られた。保護者から、腹は横に10㎝程切ったが、半年くらい専用のテープを貼ることで傷口がきれいに直るとのこと。今回3個目を口に入れたため見つけることができたが、磁石2個を食べた時点で、腸に穴はあいていたようである。2個の磁石は肛門近くにあり、気づかず便として出ていた場合、そのままになり原因不明の症状(下痢等)が出ていたかもしれないと主治医に言われたそうである。主治医から食事制限はないが、家では消化に悪そうなものは控えているとのこと。また、1週間後から保育所に通所の許可は出ていたが、大事をとってしばらくはは自宅で療養をするとのこと。事故発生13日後 本児が、保護者・家族と一緒に保育所に来所する。元気な姿を見せてくれる。事故発生15日後 外来診察日。保護者から、「異常なし、次回の診察は3週間後」と聞く。 事故発生16日後 職員が、本児の様子を伺いに自宅を訪問する。本児にサンタからのプレゼントを届けると、喜んでくれ元気な姿が見られた。 事故発生日17日後 職員が、保護者に電話連絡をすると「退院時に入浴の許可は出ていたが、念のためシャワーだけですませていたが、2日前より入浴をした」とのこと。   保護者が主治医に経過(全治どのくらいか)について聞くと「主治医より退院をもって全治とする」と聞く。 経過観察のため通院は必要。次回3週間後予定。 投薬もないとのこと。 職員が、自宅を訪問すると本児が「ありがとう」と言って元気な姿を見せてくれた。 事故発生日34日後 39日後  本児、保護者と登所する。保育所の生活は普通でよいとのこと。 食事については、「消化に悪い食品や食物繊維の多い食品は控えてもらうように。また、量については2/3に減量してほしい」と連絡を受ける。 本日の献立はカレーライスとフルーツヨーグルト カレーライスは、香辛料が入っているため肉じゃがに変更。 フルーツヨーグルトは、保護者に確認し食べてもよいとのこと。 完食する。 事故発生日36日後 経過観察で受診する。 主治医より次回2か月後に受診予定。 その後、2~3か月後に受診予定。その時に経過観察が終了となると言われたとのこと。
    認可・認可外 1.認可
    施設・事業所種別 6.認可保育所
    • 発生日時場所

      発生日時場所の一覧表
      事故発生年月日 12月
      発生時間帯 3.昼食時・おやつ時
      発生場所 1.施設敷地内(室内)
  • 発生時の施設・事業体制

    • 発生時の体制

      発生時の体制の一覧表
      クラス 4.3歳児クラス
      人数 14
      クラス構成
      • 0歳児 0
      • 1歳児 0
      • 2歳児 0
      • 3歳児 14
      • 4歳児
      • 5歳以上
      • 学童
    • 教育・保育等従事者

      教育・保育等従事者の一覧表
      教育・保育等従事者の人数 2
      うち、保育教諭・幼稚園教諭・ 保育士・放課後児童支援員等の 人数 2
  • 事故にあった子供の状況

    事故にあった子供の状況の一覧表
    年齢・年代 3歳
    性別
  • 事故状況

    • 発生時の状況

      • AI マークの情報は、AIにより設定された値を示しています。
      発生時の状況の一覧表
      事故種別 AI 誤って飲み込む
      発生時の状況 2.室内活動中
    • 事故の転帰

      事故の転帰の一覧表
      事故の転帰 1.負傷
      重傷度 負傷
      負傷・傷害内容 6.その他
      負傷・傷害部位 3.体幹(首・胸部・腹部・臀部)
      診断名 腸閉塞
  • 事故発生の要因

    • 事故誘因

      事故誘因の一覧表
      事故誘因 4.玩具・遊具等施設・設備の安全上の不備によるもの
  • 事故発生の要因分析

    • ソフト面

      ソフト面の一覧表
      マニュアル有無 2.なし
      事故予防研修実施有無 2.不定期に実施
      事故予防研修実施頻度 実施頻度( 1 )回/年 
      職員配置 2.基準配置
      (ソフト面)その他要因・分析、特記事項 ヒヤリハット等作成し職員会議で周知するも、具体的な事故防止へと繋がっていなかった。日々の保育につながるように検討する必要性がある。
      (ソフト面)改善策 ・突発事故の予防・防止の研修を行う。 ・玩具の安全点検表の再考を行い修正した。
    • ハード面

      ハード面の一覧表
      施設安全点検実施有無 1.定期的に実施
      施設安全点検実施頻度 実施頻度(毎日)回/年 
      遊具安全点検実施有無 1.定期的に実施
      遊具安全点検実施頻度 実施頻度(毎日)回/年 
      玩具安全点検実施有無 1.定期的に実施
      玩具安全点検実施頻度 実施頻度( 2 )回/年 
      (ハード面)その他要因・分析、特記事項 保育室は、部屋の中で二部屋に仕切られており、子どもに目が届きにくい時があった。また、玩具の磁石はプラスチックで覆われ,老朽化により欠けている箇所がある物があった。
      (ハード面)改善策 玩具1つ1つを丁寧に点検する。
    • 環境面

      環境面の一覧表
      教育・保育・育成支援の状況 1.集団活動中・見守りあり
      (環境面)その他要因・分析、特記事項 ・壊れた玩具を見つけた時に他の玩具も壊れている可能性の予見をし破棄しするべきだった。 ・また、数個、テープを貼り修理してしまったため、逆に子どもに興味をもたせてしまった可能性もある。 ・修理する物と破棄すべき物の把握が不十分であった。 ・複数の保育士での確認もできていなかった。 ・新型コロナウイルス感染症対策としての消毒も玩具をマットに並べて、全体にスプレーするだけで1つ1つ確認が出来ていなかった。
      (環境面)改善策 ・定期的に1つ1つ丁寧に玩具の点検。使用頻度の多い玩具や購入して時間が経つ玩具は特に点検が必要。 ・複数の保育士で確認を行う。 ・壊れた玩具は必ず破棄する。
    • 人的面

      人的面の一覧表
      対象児の動き [1.いつもどおりの様子であった]本児が磁石の玩具を選びイメージし作っているところに,友達4,5人が加わり一緒にくっつけて遊んでいた。
      担当職員の動き [3.対象児から離れたところで対象児を見ていた] 給食を食べていた子どもがいたため寄り添い,言葉がけをしたり食べさせたりしながら遊んでいる子どもを見ていた。
      他の職員の動き [2.担当者・対象児の動きを見ていなかった]それぞれの担当クラスで保育に当たっていた
      (人的面)その他要因・分析、特記事項 ・給食時間帯であったため、食事指導も行っており食べている子、食べ終わった子ども等への関わりが出来ていなかった。 ・担任2名が同じ行動をしていた。
      (人的面)改善策 ・給食時間帯で一人ひとりの子どもに関われるよう配慮が必要。 ・給食を食べている子どもを見る保育士、給食を早く終わって遊んでいる子どもを見る保育士とそれぞれ分担して連携する。 ・給食時間帯にフリー保育士の配置の検討も必要。
    • 自治体コメント

      自治体コメントの一覧表
      事故発生の要因分析に係る自治体コメント 命に関わる重大事故であったことを十分に受け止め、再発防止に向け、今後に繋がる事故予防・防止に努めていく。 ・保護者への謝罪を丁寧に行っていく。 ・継続的に様々な研修を行い危機管理意識の強化をしていく。 ・事業所任せではなく行政も一緒に検討していく。 ・事故には十分注目し反省検討を行いながら、同時に保育士を責めることのないように職員の心理的フォローを行う。 ・これまでのヒヤリハット事例の活用を行い町内保育施設へ全体化し周知啓発を行っていく。
  • 保有機関情報

    保有機関情報の一覧表
    保有機関 こども家庭庁
    データベース 教育・保育施設等における事故情報データベース
    事故ID CSD002_036176
    データ提供元データ番号 2020_1139
    初回掲載年月日 令和3年11月1日
    登録年月日 2026年03月03日
  • 類似

    類似の一覧表
  • その他

    その他の一覧表
    取得年月日 2025/03/11