事故情報詳細
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概要
概要の一覧表 事故概要・災害発生時の状況 08:45 児童Aより室内梁で雲梯遊びがしたいとの声があり、B保育士が雲梯下にマットを準備すると、児童Aと一緒にいた児童Cが梁を雲梯に見立て、一緒に遊び始めた。 しばらくして本児も児童Aと児童Cの遊びに加わる。 10:30 本児は児童Cとともに梁に両手をかけ、ぶら下がる等遊んでおり、児童Cが一回転(前転)していることに本児が興味を持ち、真似をする。その際に途中方向転換し、両手で掴んだまま一回転(前転)をした。その際、降りようとした時に手を滑らせ、着地のタイミングで左腕をマットにつく。マットに着地後、左腕を右腕で抱え、一番近くにいたD保育士のもとへ泣きながら近寄ってきた。保育室内の電話前で児童E・F・Gと折り紙をしていたD保育士が本児の左腕を見ると、外側へ若干曲がったような状態であったため、B保育士が看護師と副主任へ報告。発生状況確認後、B保育士が保護者に連絡し、看護士が受診。発生当時、B保育士は、保育室内で子供数名と塗り絵、H保育士は同室別コーナーの衣類棚前で子供数名と話をしており、I保育士は他児童を対応していた。マットを出した午前8時45分以降、保育士は雲梯遊びを注視して保育室内で見守っておらず、雲梯遊びの様子を視界に入れ、それぞれの場所から見守っているという状況であった。 認可・認可外 1.認可 施設・事業所種別 6.認可保育所 -
発生日時場所
発生日時場所の一覧表 事故発生年月日 8月 発生時間帯 2.午前中 発生場所 1.施設敷地内(室内)
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発生時の施設・事業体制
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発生時の体制
発生時の体制の一覧表 クラス 7.異年齢構成 人数 31 クラス構成 - 3歳児 12
- 4歳児 10
- 5歳以上 9
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教育・保育等従事者
教育・保育等従事者の一覧表 教育・保育等従事者の人数 4 うち、保育教諭・幼稚園教諭・ 保育士・放課後児童支援員等の 人数 4
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事故にあった子供の状況
事故にあった子供の状況の一覧表 年齢・年代 5歳 性別 男 被害者特記事項 事故発生当時(8月)の身長約110cm、本児が遊んでいた高さ183cm、ぶら下がっていたとすると70~80cmの高さから落下したと予測される -
事故状況
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発生時の状況
発生時の状況の一覧表 事故種別 落ちる 発生時の状況 2.室内活動中 -
事故の転帰
事故の転帰の一覧表 事故の転帰 1.負傷 重傷度 負傷 負傷・傷害内容 2.骨折 負傷・傷害部位 4.上肢(腕・手・手指) 診断名 左前腕骨骨折
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事故発生の要因
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事故誘因
事故誘因の一覧表 事故誘因 1.遊具等からの転落・落下
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事故発生の要因分析
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ソフト面
ソフト面の一覧表 マニュアル有無 1.あり 事故予防研修実施有無 1.定期的に実施 事故予防研修実施頻度 実施頻度(1)回/年 職員配置 1.基準以上配置 (ソフト面)その他要因・分析、特記事項 ・梁遊びや雲梯遊びをするにあたって、保育士が必ず傍に付いて見守るのかどうか、担任間の約束事が曖昧となっていた。 ・高所遊びでの子供の姿の共有、また危機予測についてもバラつきがあり、担任同士、確認が不十分であった。 ・雲梯遊びに対するねらいと意図が明確でなかった。 (ソフト面)改善策 ・約束事として、必ず保育士が、手を伸ばせば子供に触れられる距離に付き、保育士が付けないときには子供たちに説明し、行わないことを共通認識とする。約束事は昼礼で全職員に周知し、全職員の見守り方を統一する。 ・申し送り時等に、高所遊びでの子供の姿を担任間で共有し、それ以外にも都度児の姿を共有していく。 ・新たな活動が子供間から始まったタイミングで、その時の子供の姿、活動の様子に合わせて配慮点を担任間で出し合い、どのような活動を行っていくか職員周知する。 ・子供の今の姿を捉えながら、ねらいや意図を明確にしていく。 -
ハード面
ハード面の一覧表 施設安全点検実施有無 1.定期的に実施 施設安全点検実施頻度 実施頻度(1)回/毎日 遊具安全点検実施有無 1.定期的に実施 遊具安全点検実施頻度 実施頻度(1)回/毎日 玩具安全点検実施有無 1.定期的に実施 玩具安全点検実施頻度 実施頻度(1)回/毎日 (ハード面)その他要因・分析、特記事項 ・梁の高さや幅が雲梯遊びや一回転するようなものとして、適切だったのか。 ・マットが適切であったのか。 (ハード面)改善策 ・梁をどのような場所として使うのが良いのか、梁での遊び方について、●月の職員会議で再度検討する。 ・マットの硬さや使用感を再度検討する。 -
環境面
環境面の一覧表 教育・保育・育成支援の状況 3.個人活動中・見守りあり (環境面)その他要因・分析、特記事項 ・朝の時間に雲梯遊びを行っており、子供達の体が十分にほぐれていなかった。 ・暑さもあり、戸外で体を動かせない日々が続いていたが、新しい遊びの展開を見い出せていなかった。 ・夏の間の保育環境作りや運動遊びに対して、準備不足だった。 ・担任間で日々の保育や子供の姿についての話し合いの時間が十分に取れていなかった。 (環境面)改善策 朝の活動時に身体を動かす場合は、体操などをしてから始める。担任間で意識的にミーティングの時間を設けるなど、話し合いの時間を確保し、実施していく。室内環境について(遊びの展開も踏まえながら)、職員間で再考し、環境の見直しを行っていく。 -
人的面
人的面の一覧表 対象児の動き [1.いつもどおりの様子であった]雲梯遊びには慣れていたが、一回転は練習中であった。一回転ができることへの嬉しさから気持ちの高ぶりがあり、気持ちが大きくなっていた。 担当職員の動き [3.対象児から離れたところで対象児を見ていた]マットを出した8:45以降、保育士は“遊び慣れているから大丈夫だろう”という安心感と見通しの甘さがあり、雲梯遊びを注視して近く(手が届く距離)で見守っていなかった。 他の職員の動き [2.担当者・対象児の動きを見ていなかった]保育室内で他児と塗り絵をしていたB保育士は本児の様子を視界には入れていたが近くで見守っていなかった。H保育士は同室別コーナーの衣類棚前で子供数名と話をしており、本児の様子を見ていなかった。 (人的面)その他要因・分析、特記事項 ・個々の運動能力の把握ができていなかった。今の子供の姿から考えられる次の段階の姿の見通しがもてていなかった。 ・コロナ禍を過ごし、経験値や育ち、発達、成長等、これまでの子供の姿とは違っているという視点が抜けていた。 ・夏場で室内遊びが多くなっており、体を動かすことが減り、体力、筋力も落ちていた。 (人的面)改善策 ・子供たちの日々の様子から、次の段階にいく姿を予測しながら、見通しをもって保育を行っていく。 ・今の子どもの姿を共有しつつ、どのように見守っていけばよいのかを担任間で話し合い、保育の今後の展開を考え、実施していく。 ・個々の運動能力を担任間で都度発信していき、共有する。チーム保育を意識し、保育する。 ・コロナ禍前までの子供とは運動発達が違うということを念頭に置き、時代、家庭、育ちの背景を捉え、一人ひとりの運動発達を理解していく。 -
自治体コメント
自治体コメントの一覧表 事故発生の要因分析に係る自治体コメント 職員同士による児童達の見守りの連携も重要だが、児童達にも、改めて遊びとそれに伴う危険について教えるなど、多方面からの注意が必要である。 改善策にあったチーム保育と、個々の児童に合わせた保育の展開を併せて、より安全な保育の提供を心掛けていただきたい。
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保有機関情報
保有機関情報の一覧表 保有機関 こども家庭庁 データベース 教育・保育施設等における事故情報データベース 事故ID CSD002_041562 データ提供元データ番号 2023_1263 初回掲載年月日 令和6年9月10日 登録年月日 2026年03月03日 -
類似
類似の一覧表 -
その他
その他の一覧表 取得年月日 2025/03/11